洗車機の歴史 〜日本初!移動式門型洗車機誕生〜


移動式門型洗車機の誕生は、1946年(昭和21年)愛知県名古屋市(ビユーテー[タケウチテクノ])で始まった。
当時、初めて移動式門型洗車機を作った社長は、アメリカで購入した水圧のみで洗車する洗車機を購入。
しかし、まだ日本は道路が舗装されていない状態でした。
そのため、アメリカで購入した洗車機では日本の車の汚れを落とすことができず...
考えた結果、『ブラシを使った洗浄』に行き当たる。
しかし、当時はブラシに使えそうな素材はなく、途方に暮れている際に『釣り糸をブラシに使えないか』とひらめく。
そして、数十万本の釣り糸を束ねてブラシを完成させた。

そして、1963年(昭和38年)2月初旬に日本で最初の"ブラシ付き移動式門型洗車機"が完成した。
洗車機の名前は『カービュウティシャン』
通称 カマボコ。
価格は95万円だったそうです。
>結構しますね。
カービュウティシャンの通称の呼び名の由来は、洗車機上部についている重りがカマボコに似ていることから、そのような名称が付いたそうです。

しかし、完成後洗車機をガソリンスタンドに売りつけたのだが、当時は洗車が"無料"だったため設置されず...
当時の社長は「1ヶ月間置いて頂く許可をSSからもらい」洗車機を設置。
すると、洗車機を設置したSSは売上が上がった。

しかし、洗車最中に車が壊れる...
ブラシに使用していた釣り糸の強度が強すぎたため、サイドブラシでドアミラーを破損させた。
改良を加え、釣り糸の細さを0.3mmから0.03mmに変更することで問題は解決した。

そして、1963年6月 日本で最初の"移動式門型洗車機"『カービュウティシャン』が日の目を見る。

当時はセンサーという自動識別が可能ではなかったため、手動操作で車形に合わせて洗浄を行っていた。
トップブラシは洗車機側面側にハンドルが付けられており、上下に操作させます。



☆豆知識☆
<日本で初めて誕生した"固定式洗車機">
1962年(昭和37年)、日本で最初に洗車機を製造したメーカー"日本車輌洗滌機"。
主に鉄道・バス・タクシー洗車機の製造を行っている。
最近は、ビユーテー、ダイフク、エムケーに押されている印象があります。



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